ファーネス重工の炉には
モノづくりにかける情熱の炎が宿っています。
熱処理時間を従来の半分以下に短縮する―。
その目標を達成するには、
従来の常識を否定し、離脱することから始まりました。
いいえ、従来の常識を離脱することこそが難しかった―。
というべきでしょう。
金属のミクロレベルの性質を学び尽くし、
来る日も来る日も設計図と向き合い、
炉を作っては壊し、を繰り返す日々が延々と続き、
その日々を送る中で、私たちが立ち返った場所。
それは、工業炉の様式が本来どうあるべきかの
原理原則でした。
その原理原則は、従来の常識という呪縛から
私たちを解き放ち、発想の転換を可能にしたのです。
ついに新技術の確立に成功したその瞬間、
現場は、感動の拍手に包まれ、
鳴りやむことはありませんでした。