アルミニウム合金用炉
Furnaces for aluminum alloys
アルミニウム合金用の加熱炉と熱処理炉は、処理温度が600℃以下の温度域になるため、加熱する場合、輻射熱を期待できません。 そのため、対流伝熱を主に熱伝達を行う必要があり、熱風循環式が最適であると言えます。 弊社は操業時から対流伝熱による熱風循環式を主とした炉を開発してきましたので、炉床回転式、連続式の炉も熱風循環システムを確立しています。 加熱炉は小型で速い加熱能力を要求されますので、ワークへの熱伝達率を極限まで高めなければなりません。 また、熱処理炉は速い加熱も必要ですが、極めて高い温度精度が要求されます。そのどちらも兼ね備えているのでが弊社の熱風循環炉です。 ROTAVECT・RC・ARCシリーズは、過熱が無く熱負荷変動に敏感に追従する弊社独自の熱風循環機構で熱効率も良いのが特徴です。 特に炉床回転式の場合、バスケットレスで単品処理のため、熱効率は最高で40~70%に達しています。
鍛造用加熱炉
Forging heating furnace
[主な処理品]
エンジンピストン、カークーラーコンプレッサーピストン・斜板・スクロール、アルミホイール・サスペンション等足回り部品、
各種鍛造素材
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炉床回転式
DHF型 鍛造加熱炉ROTAVECT DHF160-30-1
丸棒状鍛造素材の加熱
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炉床回転式
RF型 鍛造加熱炉ROTAVECT RF90-9
平状・丸棒状・異型材の加熱、二次加熱等汎用タイプ
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バッチ式
RB型 鍛造加熱炉RB16
汎用タイプ
大径材の加熱、二次加熱等
熱処理炉
Heat treatment furnace
鍛造品・鋳造品・ダイカスト品の各種、アルミホイール、シリンダヘッド、エンジンブロックなど
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アルミダイカスト部品向けのT7熱処理炉
(T7)
アルミダイカスト部品向けの
T7熱処理炉※特許出願中
この焼入装置は、昇降式急速空冷装置です。多段炉床回転炉(ここでは6段式)から、ロボットで取出されたダイカストボディ部品を急速空冷するため、空冷装置は昇降式とし、焼入れ直前に各段の位置まで移動し待機しておきます。これにより、ロボットは炉からの取出し後、横移動のみの最短時間で、急速空冷装置に投入することが可能となり、薄肉品では発生しやすい焼入遅れを防ぐことができ、ダイカスト部品の焼入処理を可能にしました。 -
炉床回転式
DHF型 熱処理炉
(T4/T5/T6/T7)
バスケットレスROTAVECT
DHF440-17-10(S・A)特許取得製品
四輪・二輪用シリンダーヘッドの熱処理 -
炉床回転式
DHF型 熱処理炉
(T4/T5/T6/T7)
バスケットレスROTAVECT
DHF290-12-4(S・A)特許取得製品
四輪・二輪用アルミホイール、足回り部品の熱処理 -
メッシュベルト連続式
熱処理炉
(T4/T5/T6/T7)RC55-8S/RC80-12A
カークーラーコンプレッサー鍛造部品の熱処理
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ローラーハース連続式
RH型 熱処理炉RH10
汎用タイプ
各種材料の熱処理 -
ピット式
熱処理炉REN12
汎用タイプ
各種材料の熱処理 -
バッチ式
QH型 急速加熱炉QH
特許取得製品
汎用タイプ
小ロッド品、試験品の熱処理